「アウトドアコミュニティの力を結集して生物多様性を保全し、気候危機から私たちのフィールドを守る」
定時総会で採択された上記2021年度活動方針に基づき、8月15日が締め切りとなる2021年度前期の助成申請から、これまでの助成原則の一部修正を行ないました。*下記参照*
また、申請を検討している団体に向けたオンライン説明会を開催いたします。
【説明会のご案内】
日時:2021年7月16日(金)18時~19時 ZOOMによるオンライン開催
*無料・事前申込制下記フォームより、お申込みください。
お申込みいただいたメールアドレスへ、後日参加URLをお送りいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScX3Bq9ek_JijRclN6vPQ7nQyZQOl-YPoxgFyN8pygqX3W3Uw/viewform
【助成原則】
CAJは危機に瀕している野生生物の生息地、そして、アウトドア・フィールドとして高い価値がある日本国内の自然環境を保全することを目指しており、以下の各基準を満たすプロジェクトを行なっている非営利団体に助成を行ないます。
1)生物多様性に恵まれた特定の陸域や水域を、野生生物の生息地として、またはアウトドア·レクリエーションの機会を確保するために、持続的に保全することを目的としているプロジェクト。
2)草の根の市民活動が主導、あるいは支援しているプロジェクト。ただし、一般的な教育プロジェクトや科学調査には助成できません。
3)アウトドア・コミュニティと協働している、またはアウトドア・レクリエーションに便益があるプロジェクト。
4)測定可能な具体的な目標や活動対象、行動計画が策定されており、成果を図るために明確な判断基準が含まれているプロジェクト。
5)5年以内に最終的な成果(アウトカム)、または3年以内に測定可能な顕著な前進が見込めるプロジェクト。
*CAJでは特に以下のようなプロジェクトに関心があります。
・気候変動の影響を大幅に軽減できる可能性のある「自然に根ざした解決策」*。
・大気中の二酸化炭素を貯留し、防災・減災機能が期待される健全な生態系の保護、修復、あるいは開発を回避する取り組み。
・OECM(民間保護地域)を含む保護区の設定や拡大。過去に損なわれた自然景観・生態系の再生、生態系ネットワークの形成。
・自然環境の破壊による影響を受けている/受けるリスクに直面しているコミュニティが主導、あるいはそうしたコミュニティと協働し、その保護、修復を目指すプロジェクト。
・社会的に弱い立場の人々、コミュニティがアウトドアにアクセスし、自然の恩恵を享受できる環境を持続的に創出するプロジェクト。
*自然に根ざした解決策(Nature based Solutions)とは、社会課題に効果的かつ順応的に対処し、人間の幸福および生物多様性による恩恵を同時にもたらす、自然の、そして、人為的に改変された生態系の保護、持続可能な管理、回復のため行動をいう。
(出典:「自然に根ざした解決策に関するIUCN 世界標準の利用ガイダンス-初版」